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最新技術と経験でベストのかみ合わせを

矯正治療でよく使われるレントゲン写真には、2種類あります。ひとつは歯科治療でおなじみの「パノラマ写真」で、歯並びや顎関節を写すものです。もうひとつは「セファログラム」といって、頭部を正面や側面から撮った写真です。セファログラムを見ると頭蓋骨のひずみがよく分かり、そこから顎関節の異常を見つけだすことができます。

 

また、噛むときの歯の動きを三次元的にとらえてかみ合わせのチェックをするのが「シロナソグラフ」です。患者さんにガムを噛んでもらい、そのときの歯の動きを前、横、上からコンピュ−タで計測します。かみ合わせが正常に近いほど一定のきれいな動きが記録されますが、かみ合わせに異常があると行きと帰りの口の動きがバラバラだったり、不安定になります。この動きによって、かみ合わせの異常を見つけだすわけです。

 

こうした最新の検査装置を連携させることで、総合的な診断ができ、患者さんごとの不正咬合の原因をつかめるようになりました。それだけではなく、歯を並べる位置も、コンピュ−タのデ−タから割り出せるようになったのです。

 

コンピュ−タのすぐれているところは、口の動きを何度も再現できることです。この動きをチェックし、複数のデ−タと組み合わせることで、歯が並ぶべき位置もおのずと定まってきます。系統発生学や生物学から考えると、歯の1本1本が生える位置はある程度決まっています。その歯がいちばん機能しやすく、頭蓋骨や顎関節にもっとも負担をかけない場所、そこが歯のあるべき位置で、結果的にいちばん美しく見える歯並びです。

 

MK方式では、それをデ−タに基づいて再構築します。頭蓋に対してどの方向に、どれぐらいの距離で、どんな角度をもってその歯がくるのか。同時に隣の歯との接触角度、前歯の角度、顎関節からの距離など、歯の位置を特定するのに必要なあらゆる数字をコンピュ−タからはじき出し、自然の原理・原則に基づいた姿に構築するわけです。

 

こういうことが可能になったのも、医療技術が進歩し、すぐれた検査装置が開発されたからです。それと同時に、これまで積んできた私たちの経験も大いに役立っています。4つのクリニックで毎日、大勢の患者さんの治療にあたるなか、私をはじめスタッフは多くの臨床経験を積んできました。

 

その経験を医療技術が後押ししてくれ、ようやくかみ合わせの治療は、咬合医学として歯列の再構成というところまでできるようになりました。いままでのようにカンや便宜性に頼る治療では限界があります。これから求められるのは、より機能を重視した科学的な治療にほかならないでしょう。

 

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