院長の紹介
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PROFILE

医療法人メディア代表
院長 岸本 雅吉

医療法人メディア 
銀座コア歯科矯正クリニック 理事長
医療法人メディア 
きしもと刈谷矯正歯科クリニック 院長

日本矯正歯科学会会員
A.A.O(アメリカ矯正歯科学会)会員
21矯正研究会会員愛知県歯科医師会会員
刈谷市歯科医師会会員
日本顎咬合学会会員(咬み合わせ認定医)

岡山県生まれ。岡山県立津山高等学校卒業。
1985年、愛知学院大学歯学部大学院終了。
1990年〜99年、松本歯科大学非常勤講師(歯科矯正学)

現在は、愛知学院大学歯学部非常勤助手(口腔病理学)として後輩に教育指導を続けながら、東京都中央銀座5丁目の銀座コア館8Fで「銀座コア歯科矯正クリニック」、愛知県刈谷市で「きしもと刈谷矯正歯科クリニック」を開院し、臨床に従事している。

各種学会等で論文の学術発表を精力的に行い、論文は「発育中のラット下顎頭におよぼすシクロホファミッドの影響」「対症療法の矯正治療から原因除去の矯正治療へ」ほか多数ある。

著書に(社)日本PTA全国協議会の推薦図書で『子どもと大人の「歯の矯正」なるほどブック』(発行:海苑社)がある。

 HPをご覧頂きましてありがとうございます。

 東京と名古屋で矯正治療の歯科医院を開業しております歯科医師の岸本雅吉です。

 「歯」は人間が生活していく上で欠かせない臓器です。

 歯並びが悪かったり、噛み合わせが悪いと、発音や咀嚼(そしゃく)、嚥下(えんげ)、呼吸、ホルモン代謝、睡眠に影響し、それ自体が体のバランスを崩す原因になり、肩こりや偏頭痛をもたらすことは広く知られています。

 また、見た目によって自分の容姿について自信が持てず、引っ込み思案になってしまったり、自虐的な行動を取ってしまうケースなどの精神的な問題も見逃すことは出来ません。

 こう考えてみると、歯並びの問題はある意味では人間生活にとって欠かせない問題であると言えるのです。これほど大きな問題であるにも関わらず、矯正治療をされる方は矯正について何もご存知で無い場合が少なくありません。

 私はおよそ30年もの間、一貫して「抜かずに治す」という治療を続けてきました。これは自分自身の歯を使い、上下合わせて28本の歯で生活することが最も理想的と考えているからです。従来型の、小臼歯の抜歯を基本とした矯正治療法では、健康な歯であっても見かけを綺麗にするために抜歯をしています。

 病的歯牙や不要な親知らずを抜くことは必要かもしれませんが、健康であり、かつ必要な歯まで抜いてしまうことには賛成できかねます。

 健康な歯を抜いて、自分自身の肉体が健康であることが難しいのはいまさら説明の余地が無いでしょう。あなたに矯正の目的や意義についての知識が無いと、矯正治療を受けても自分が受けている治療の意味が分からず、結果、さらに不幸になってしまう可能性すらあります。

 最近になって、ようやく「抜かずに治す」という矯正治療のスタイルが歯科業界に少しずつ根付いてきました。私は1人の歯科医としてこの傾向を非常に嬉しく思います。ただ、まだまだ従来型の便宜的な小臼歯の抜歯をおこなう矯正治療が大半で、患者さんが安心できる状況とは到底言えません。歯科医として悲しく思います。

 一生を左右する矯正治療だから、真剣になって欲しい、そして矯正するのであればすべての方に健康で幸せになって欲しい。そう思いながら書き上げたのが「抜かずに治す歯並び」です。

 予算の関係もあり、すべての方にお配渡しする事は出来ませんが、情報提供としてお渡しさせて頂きたいと思います。これは私なりの社会貢献の形です。「歯」で生活させて頂いている私が、「歯」の問題について悩むあなたへの恩返しでもあります。歯について真剣にお考えのかたはぜひ一度読んでみてください。

 あなたが普段抱えている、歯について、矯正治療についての疑問がどんどん晴れていくと思います。この本を読んで、一人でも多くの人が幸せになって頂けると嬉しいです。

岸本 雅吉